こまつ座公演「イーハトーボの劇列車」

松田龍平くん主演の

こまつ座公演「イーハトーボの劇列車」を観てきました。

はい、龍平くんに近くで会いたかっただけです。笑


あ、でも、宮沢賢治が題材であることとか、

昨年野田地図の舞台を観れたこととか、

いろんな伏線があってのココです。


井上ひさしさん作、長塚圭史さん演出のこのお芝居は

賢治の生涯を「劇中劇」という形で追っていくものなのですが、

「銀河鉄道の夜」などに観られる賢治の独特の死生観を考える

良いきっかけになる作品だと思います。


静かな会場に響き渡る俳優さんたちの声が

みなさん本当に素晴らしかった。

滑舌もよく、通りもよく、でもわざとらしくなく自然で、聴き入ってしまう。

列車の走る音を現した声、たくさん出てくる歌も、

この作品の世界観をつくる大切な要素で、とても印象的でした。


最近、これまで縁がなかった「舞台」に魅せられているのは、

そこで生み出される時間や空間が限りなく神聖で、

それから、たくさんの愛情や情熱がその「場」を創るために

濃密に注がれているからだと思います。


観たあと、会場を後にしてもなお、

波のように押し寄せてくる「時間」を、しばらくはゆっくりと味わっていたい。


生龍平くんは、、、、、、可愛かったです!

(↑ただのファン)

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