一点物
今日は鎌倉駅の葉っぱ小屋さんで、ブローチ展を開催していたので見てきました。たっくさん可愛いのがあったんだけれどhiish(イッシュ)さんのアネモネブローチと一緒におうちに帰ってきました。
胸元につけているとチラチラと視界に入ってきて、それを見るたび、すごく幸せな気持ちになる。
ところで、最近、作家さんや美術家さんの個展や企画展に行く機会がいくつかあったのだけど「一点物」という言葉にドキリとする。
今度、Long Brunchの鎌倉で開催するイベント「みずいろ」のマルシェに参加してくださるtegamiyaさんは、絵や切り絵でレターセットや紙物の雑貨なんかを作ってらっしゃるのだけど、その原画は一点物。つまり世界に一つしかないわけで。。。
先日鎌倉の葉っぱ小屋さんというギャラリーショップで開催されていた「メイポールの下で」展でtegamiyaさんのカレンダーの原画が展示販売されていました。
青山DEE'S HALLで開催された前川秀樹さんの像刻展「キクナラク」では、たくさんの作品が展示されていたけれど、やはり当然それらは全て一点物。そして、たくさんの作品に売約済みのシールが貼られていました。
ということは、買ってくださる方がいたらその作品とはお別れしなくちゃいけない。生み出したお父さんやお母さんから離れて旅立って行く。手放したくないこともあると思うけど、でも旅立って行くんだよね。。。
それに比べて音楽は、売ってしまったらその人だけのものということがないわけで。それは美術品と音楽の一番大きな違いだなぁと思ったりした。
でも手には触れられないし、目にも見えない。音で振動で、心にフワッと触れられるもの。不思議なメディアだなぁと思う。
しかし、話は元に戻るけど、いつか回顧展なんかする日が来たら、そういう旅立った作品たちは持ち主さんから集められたりするんだろうか。そういうの、ちゃんと記録されてたりするんだろうな。。。
そういえば、全然作品を売らない作家さんがたまにいますよね。その人の気持ち、すごくわかるなぁ。
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